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技術戦略策定に必要となるMBDと派生開発のリテラシー向上を実現|株式会社マツダE&T様

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技術戦略策定に必要となるMBDと派生開発のリテラシー向上を実現|株式会社マツダE&T様

ハイレベルな量産車開発と、福祉車、教習車、道路パトロールカーなど多様なカスタマイズ車の企画・開発・生産。マツダ車の開発・製造を手がけるマツダE&T(Engineering & Technology)で技術戦略と開発現場改革に携わる3名の方に、Eureka Boxを選んだ理由と受講後の評価についてお伺いしました。

  • 柴田様(モデルベース開発本部)
  • 松元様(モデルベース開発本部)
  • 藤田様(パワートレイン開発本部)

課題

組織のビジョンや技術的な戦略を策定していくうえで、新しい技術をどうやってキャッチアップし、仕事を変えていくのかを考えるための知識が必要だった。開発・検証の現場では、モデルベースに切り替えていくための知見とノウハウを求めていた。

施策

《実施プラン: Eureka Boxスタンダード》

マツダE&T様で、モデルベース開発に関わる管理職と幹部社員のリテラシー教育として導入。実務を通じたメンバー教育を推進していくことを視野に入れて、対象となる社員を選抜。

効果

今後、モデルベース開発の社員教育を進めていくうえで必要な技術と知識を、管理職と幹部社員が得ることができた。



派生開発の考え方まで学べるコンテンツの充実度が決め手

―本日は、お時間をいただきまして、ありがとうございます。柴田様、松元様、藤田様の担当領域を教えてください。

[柴田様]
当社には、3つの開発部隊があります。車体などを作っている車両開発本部、エンジンやトランスミッションなど動力系がメインのパワートレイン開発本部、もうひとつがCAEやADASなど制御系のモデルベース開発本部です。

私が属しているのはモデルベース開発本部で、技術統括を担当しています。基本的なモデルベース全般の戦略策定などを行い、推進していく役割ですね。


[松元様]
私も、柴田と同じモデルベース開発本部に所属しています。いわゆるエレキ領域で、実車や部品を使った検証を担当しています。現在は実車や部品主体で検証しているものを、モデルに置き換えていく部署を統括するポジションです。

モデルでの検証にシフトしていくうえで、モデルベース開発をしっかり理解していかなければスムーズに推進できないので、早く知識を深めたいという思いをもって学びました。


[藤田様]
私はパワートレイン開発本部で、自動車の制御システム設計を担当しています。組織のビジョンを描くこと、自分自身の知見を広げることを目的としてEureka Boxを活用しました。

―社内の知見を高めていくにあたって、Eureka Boxを選んだ決め手は何だったのでしょうか?

[柴田様]
学習コンテンツの導入を検討し始めたのは、1年前です。組込み制御系に関する知見を高めていかなければならない状況があり、どんなものがあるのか探していたとき、JAMBE(MBD推進センター)のサイトでEureka Boxを知りました。

内容を見ると、求めていた戦略を描くための情報がひと通り網羅されており、技術面だけでなくプロセスも含めて幅広く押さえられていたので、これだと思いました。

私たちの組織は、派生開発がメインです。技術だけのプログラムは結構あるのですが、派生開発の考え方とプロセスが充実しているものはなかなかなくて、そのあたりが決め手でしたね。



コンテンツの充実度と検索機能の使いやすさが高評価

―実際に学習してみて、いかがでしたか?

[柴田様]
コンテンツの充実度は申し分なかったですね。すごく勉強になりました。データサイエンスは、実際に現場で活躍しているエンジニアの方の講義で、スムーズに入り込むことができました。技術を駆使して仕事している講師のコンテンツが多ければ多いほど、学習効果が高まると思いました。

[藤田様]
教育コンテンツとして、満足度が高かったです。モデルベース開発については、独学でやってきていたので、自分の理解度の確認も含めてしっかり学べたのがよかったと思っています。コンテンツが多いので、それぞれ「どんなレベルの人向け」といったガイドがあると、なおよしです。

[松元様]
自分が知りたいことを検索して調べるという使い方をしていました。Eureka Boxトップページでキーワードを入れて検索すると、画面の左側に項目が出てくるので、すぐに見たい情報に辿り着けます。ちょっと知りたいことがあるときのツールとしても活用できるコンテンツだなと思いました。

―Eureka Boxの学習の時間帯や活用方法について教えていただけますか?

[柴田様]
仕事の合間を縫って時間を作ってやっていました。

[松元様]
私は、ランチタイムの45分を学習時間と決めて、コツコツ進めるスタイルです。手を動かさずに見られる動画はありがたかったですね。

[藤田様]
会議の前後の空き時間など、すき間時間を使って学習しました。



社員教育の出発点となるリテラシーの向上という目標は達成

―学習している間に、途中経過の報告や情報共有はされましたか?

[柴田様]
私と松元、藤田の間ではかなり話しました。Eureka Boxの導入の目的が自社の技術的な戦略を描くためだったので、学んだことをどういう形で戦略に落とし込むか、社員にどう伝えればわかりやすくなるかなどを議論することが多かったですね。

学んだことについても共有しています。今回は、モデルベース開発(MBD)と派生開発(XDDP)に関する知識とスキルが目的だったので、それらについて満遍なく学べるコンテンツになっているという評価です。

―Eureka Boxで、当初考えていた目的は実現しましたか?

[柴田様]
はい。想定していたリテラシーの向上は達成できたと思います。今後は、習得した技術や知識を元に、幹部社員のほうで社員向けの技術習得シナリオを作成し、実務を通じて学んでいける体制を作りたいと考えています。

実践重視の教育にトライしてみて、現場向けの学習コンテンツが必要ということになれば、再度Eureka Boxの活用を検討したいと思っています。自社の技術戦略を考えるいい機会になりました。

―お忙しいなか、本日はありがとうございました。
株式会社 マツダE&T
所在地
(本社)
〒734-0026 広島県広島市南区仁保2丁目1-26
資本金 4億8千万円〔株主:マツダ(株) 100%〕
設立 1979年4月27日
事業内容 自動車のデザイン・開発・実験・解析業務
URL https://www.mazda-eandt.co.jp/corporate/facilities.html
マツダE&T

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お気軽にご連絡ください

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