•  

コラム

  1. TOP
  2. コラム
  3. システム・ソフトウェア開発 コラム
  4. 開発部門エンジニア教育 研修・eラーニング・OJTを徹底比較!

開発部門エンジニア教育 研修・eラーニング・OJTを徹底比較!

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
開発部門エンジニア教育 研修・eラーニング・OJTを徹底比較!

システムやソフトウェア開発の現場においては、言うまでもなくエンジニアの技術力が重要です。特に昨今は「高品質、短納期」の開発が求められ、ドメイン知識だけでなく開発技術への注目が集まっていますが、いざエンジニアを教育しようと思っても

 ・要件定義、設計、実装、テストなど領域が広い
 ・開発技術が進化し続けている

ため、教育体系を定期的に最新化しながら整備することは容易ではありません。

そのため多くの企業では会社全体としてエンジニア教育が充実していることは稀で、開発部署や横串部署が、自分たちの開発に必要な教育を探す必要があります。しかしいざ探すとなると、図のように2段階で調べたり考えることになり、業務に追われながら探すには大きな負荷です。

そこで本コラムでは、「どの教育方法が良いのか」について、代表的な4つの教育方法のメリット/デメリットをまとめました。ぜひ教育選びの参考にご活用ください。


教育方法比較


①書籍

メリット
  ・1冊でまとまっており、理論を順を追って学びやすい
  ・他の教育方法より低コスト

デメリット
  ・学習進度や理解が個人にゆだねられ、スキルの平準化には向かない
  ・紙であるため振り返り時などに検索ができず情報が探しづらい

開発技術に関する書籍は大きく分けて「学習本」と「理論本」があります。学習本は初学者を意識して構成されており、理論本は著者の研究や実践から導き出された理論が体系的にまとめられています。理解できない点を質問できず自己解決しなければならないことがネックですが、そこが問題にならないエンジニア向けには低コストでおススメの手法です。


②集合研修

メリット
  ・組織などまとまった単位で知識を底上げできる
  ・講師に直接質問ができるため、学習時の不明点を解消できる

デメリット
  ・日程が決まっているため、スケジュール調整が大変
  ・時間制約上1から10まで教えてくれるわけではないので、実践の際につまずきやすい

集合研修は最もポピュラーな教育で、短期間に集中して、かつ同時に大人数の育成が可能な、企業にとって効率的な教育方法です。受講者にとっては、短期間に知識習得ができることに加え、ワークショップや質疑応答などのコミュニケーションによりモチベーションが高まるメリットがあります。


③OJT

メリット
  ・実務の中で教育するため、痒い所に手が届く
  ・技術の定着状況を確認しやすい

デメリット
  ・組織の色に染まったやり方になり、間違った理解をする可能性がある
  ・組織として新たに導入する技術の教育には使えない

OJTは先輩などのサポートを受けながら、実際の業務を通じてスキルや知識を教育できる方法です。教える側の負担はあるものの、技術の理論だけでなくその組織でのやり方、ドメイン知識などを柔軟に教育することができます。ただし体系的に教えることは難しいため、OJT単体ではなく他の教育方法と組み合わせる形がおススメです。


④ eラーニング

メリット
  ・収録されているコンテンツが豊富なため、多能工に育成しやすい
  ・様々な技術の教育状況を一元管理できる

デメリット
  ・質問ができないため、自力で理解する必要がある
  ・初学者向けのものが多く、経験者のレベルアップには不向きなケースが多い

eラーニングは書籍のデジタル版とも言え、動画であるため理解しやすい、理解度チェックなどのテストがある、進捗管理ができる点などで書籍よりも優れています。また多くの場合様々なコンテンツが包含されているため、エンジニアを多能工に育成できることも大きな魅力です。

開発部向け エンジニアが伸びる教育について、

 ・エンジニアのレベルに応じたおススメの学習法
 ・どんなシーンでどの教育方法が有効か

など、もっと詳細な比較は以下の資料をご確認ください


エンジニアの「理解できたけど自分でできない」を防ぐには

①~④のいずれも広く採用されている教育方法であり、それぞれにメリットがあります。しかし全てに共通する課題が、「理解できたけど自分でできない」という「理解止まり」なエンジニアが多く生まれてしまうことです。

いざ実際の業務の開発を経験して
 「初めて分からないことに気づく」
 「教育では扱わなかった部分が実践にはある」

ことが原因ですが、OJT以外の場合は質問や相談できる人がおらず、つまずいたままになってしまいます。OJTの場合も、教える側にとっても初めてぶつかる壁であれば同様です。

「理解止まり」「学んで終わり」にしない、新しい教育サービスとしてプログラムされたのが、「オンライン学習のEureka Box(ユーリカボックス)」です。
Eureka Boxはシステムやソフトウェア開発の上流工程に特化したオンライン学習サービスで、要件定義、システム設計、モデルベース開発(MBD)などの”今”の開発技術から、クラウド、アジャイル、生成AIといった”最新”の開発技術までカバーしています。

Eureka Box最大の特徴は、「学んで終わりではなく、実務にコミット」を掲げている点にあり、学習中はもちろん、実践時のつまずき、疑問に対して、経験豊富なコンサルタントやコンテンツを学習したAIが手厚くフォローします。
「MBDにおいて要求仕様書はどこまで詳細に書くべき?」
といった個人的な疑問から、
「自分たちの開発にはこういう特徴があり、この技術を自分たち用にカスタマイズしたいがどうしたらよいか?」
など組織に関わるご相談まで、様々な質問にも対応しています。

Eureka Boxに少しでもご興味をお持ちの方は、特長や価格といった導入検討に必要な情報をコンパクトにまとめた資料「3分でわかるEureka Box」をご用意しております。ぜひダウンロードください。

デジタル人材が不足している今の時代、特にソフトウェア開発の現場では「上流技術」のスキルを持つ人が必要とされています。

そのスキルが効率よく身につくように設計されたのが「オンライン学習のEureka Box(ユーリカボックス)」

Eureka Boxの運営企業であるエクスモーションは、日本を代表する大手自動車メーカー、医療機器メーカー等、ソフトウェア開発の支援を実際に行っている企業だからこそ、現場で活かせる学びに焦点をあてたプログラムに構成されています。

「Eureka Box(ユーリカボックス)」を是非ご活用ください。

株式会社エクスモーション コンサルタント 松井 良太

執筆者プロフィール

株式会社エクスモーション コンサルタント

松井 良太

専門分野:

USDM、MBD、自動車、機能安全

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

技術別コラム一覧

要求の定義と仕様化(USDM)

ROS

システムズエンジニアリング

クラウド技術
(AWS Greengrass)

Docker

モデルベース開発(MBD)

派生開発(XDDP)

SPL

用語集