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ソフトウェアが重要になった今こそ、良質なリスキリングを

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ソフトウェアが重要になった今こそ、良質なリスキリングを

【ソフトウェア開発現場ルポ 前編】

自動車業界をはじめとする製造業に、「ソフトウェアファースト」といわれる時代が到来しています。従来のものづくりは、自動車でいえばエンジン、トランスミッション、サスペンションなどの機械部品やメカトロニクスの設計が主軸で、それらを制御するシステムとしてソフトウェアが用いられてきました。

「ソフトウェアファースト」が日本で提唱されたのは2020年。ハードウェアを設計してからソフトウェアという考え方を覆し、ソフトウェアの全体設計を行ったうえで、ハードウェアを連携させて設計していくというアプローチです。

「ソフトウェアファーストという概念は、2021年から急速に浸透し始め、現在は主流になっている」というエクスモーションの渡辺社長は、「製造業では、ソフトウェア開発を担う技術者が不足しており、とりわけ上流工程から関われるエンジニアの価値が高まっている」といいます。製造業の現状と、ソフトウェア開発エンジニアのリスキリングの重要性について、話を聞きました。

渡辺 博之

渡辺博之 プロフィール

株式会社エクスモーション 代表取締役社長

<主な社外活動>
情報処理推進機構(IPA)社会基盤センター 社会実装推進委員/組込みシステム技術協会(JASA)副会長、ET事業本部長、ET展示会事業運営委員長、イノベーションチャレンジ実行委員長、プラットフォーム構築委員長、組込みIoTモデリングWG主査/ETロボコン実行委員会 共同企画委員長



ソフトウェアの重要性が高まるなか、課題は開発人材の不足

「自動車でいえば、これまでは性能が優れた『モノ』を完成形として買ってもらうビジネスでした。しかし、自動運転の技術が進化している今は、自動車を利用するなかで必要となるさまざまなサービスを、いかに快適に使ってもらうかに価値がシフトしています」

「これは自動車業界だけでなく、製造業全体の話です。製品に組み込まれているソフトウェアやハードウェアをアップデートすることで、モノを納品してからも価値が高まっていく。これまでとはマネタイズの方法が全く違うビジネスモデルが主流になっていきます」

新たなビジネスモデルを推進していくためには、ソフトウェア開発のインフラを設計するエンジニア、UI/UXエンジニア、インターネットとソフトウェアを連携させるWeb系のエンジニアなどの人材が必要になります。ところが現在は、ソフトウェアファーストの流れが急速に進んだこともあって、大手企業でも人材は不足しています。

「単純にソフトウェア開発に携わる人を増やせばいいという話ではなく、ものづくりのプロセスや開発手法を変えていく必要があるという大きなテーマです。最も重要なのは、ソフトウェアの開発現場を技術的にリードできる人材です。エクスモーションは、自動車業界のソフトウェア開発支援のなかで、全体のコンサルティングから人材育成まで手がけており、どんな技術やノウハウが必要なのかを把握しています。現場で必要とされるさまざまな技術・知識を、実際の開発のフローや個々の業務を想定しながら学べるようにしたのが、Eureka Box(ユーリカボックス)です」



ご不明点・ご相談ごとがあれば
お気軽にご連絡ください

ソフトウエア開発オンライン学習Eureka Box

Eureka Boxは厚生労働省が実施している助成金、人材開発支援助成金の適用対象となります。

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人材開発支援助成金


現場で応用できるコンテンツでリスキリングを

「ソフトウェア開発のエンジニアにとって悩ましいのは、仕事をしていくなかでわからないことに出会ったとき、ネットで調べても書籍を買っても最適解が見つけづらいことです。Eureka Box(ユーリカボックス)は、大手の自動車メーカーを中心とした製造業のDXに関わるエクスモーションだからこそ開発できた実践的なオンライン学習コンテンツです」

オンライン学習のコンテンツは、「学習系」「演習系」「リファレンス系」「ツール系」「最新技術解説」に分かれており、コンサルタントにチャットで相談できるコミュニケーションスペースも利用できます。

知識や技術をただ覚えるだけでなく、演習によって実践し、自分のレベルを確認することができるプログラム。現場のノウハウや実際に使用したツールを活用できるのも、ソフトウェア開発に携わるエンジニアにとって大きなメリットです。

「すでにソフトウェア開発の現場で働いている人は、どこでつまづくのか、どんな技術を身につければいいのかがわかっています。リスキリングをしていただくとともに、現場の課題解決にも活用してもらえればと思います」


株式会社エクスモーション 代表取締役社長 渡辺博之 製造業DXのすすめ

 


 ソフトウェア開発の技術とノウハウを積み上げればチャンスが広がる

ソフトウェア開発のエンジニアをレベルアップさせたい組織や、ソフトウェアの内製化を進めるべく人材を育成したい企業、製造業DXを急務とする企業に、Eureka Box(ユーリカボックス)を活用してほしいという渡辺社長。ソフトウェア開発の経験があるエンジニアにとって、ビジネスモデルの転換期となっている現在の状況は、大きなチャンスでもあります。

「企業におけるソフトウェア開発の人材に関する課題は、必要な技術・知識を持っている人が少ないことに加えて、設計や開発について適切な考え方や方法をわかっている人がいないということもあります」

「経験豊富で、幅広いノウハウを持つエンジニアを揃えようとすると、どうしても時間がかかります。早く正しいことを身に付けられれば、ソフトウェア開発で勝負する企業も、上流工程や先端技術に携わりたい個人もチャンスが広がります」

渡辺社長は、こうもいっています。「技術の習得のメカニズムは語学と共通項があり、ひとつの技術の構造を理解できれば、2つめ、3つめの習得はスピーディーになる」。リスキリングを検討している方、組織の技術力を高めたい方は、このページの問い合わせフォームよりご連絡ください。



これからの開発に求められる技術を知るには

ソフトウェア開発を実際に学んでみたい、学ばせたいという方に、まずは無料でお試しいただけるオンライン学習をご用意しています

業務が多忙なエンジニアでも、スキマ時間で効率的に実践的な学習が出来るEureka Boxは、エンジニアの現場の声から生まれたツールです。

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  3. ソフトウェア開発に関わる無料お試しコンテンツも充実


まとめ

デジタル人材が不足している今の時代、特にソフトウェア開発の現場では「上流技術」のスキルを持つ人が必要とされています。

渡辺社長が代表を務めるエクスモーションは、日本を代表する大手自動車メーカー、産業機器メーカー、医療機器メーカー等、「ソフトウェア開発支援」に創業から向き合い、数多くの実績を残してきた企業です。その技術ナレッジを集約させたのがEureka Box。

将来の企業価値を高める一助として、ぜひEureka Boxをご活用ください。

インタビュー・執筆者
Mr.O-Exm
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