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「MBDを始めたのに効率が上がらない」を防ぐ、失敗しないMBD導入手引き

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「MBDを始めたのに効率が上がらない」を防ぐ、失敗しないMBD導入手引き

Q.制御開発の効率化を目指してMBDを導入したのですが、やることが増えた部分もあり効果が感じられません。どうしてでしょうか?

A.MBDを単なるコーディングやテストの代替手段として導入したり、自動化すべき箇所を自動化できていないことなど様々な原因が考えられます。有識者のサポートを受けながら正しくMBDを導入すると良いでしょう。

MBDのメリットを100%享受できている開発現場は少ない

「MBDを導入すれば、ハンドコードでの開発に比べて品質も効率も格段に向上する」
――MATLAB SimulinkによるMBDを導入する際、開発現場の多くの管理職はそんな期待を抱くのではないでしょうか。あるいは「MBDはコーディングできないエンジニアでも実装ができるので、制御開発のハードルを大きく下げられる」ことを期待する方もいるかもしれません。
いずれもMBDの効果として正しいですが、期待通りの効果が上がっていない開発現場が多いのが現状です。

なぜMBD導入に失敗するか?

MBD導入に失敗する原因は大きく3つに分類することができます。

開発プロセス ・従来開発と同じように仕様書を作ってしまう
・テストの位置づけが従来開発と同じ
エンジニアの技術力 ・モデルの可読性が仕様書よりも低い
・可読性が低く不具合箇所の特定に時間がかかる
自動化 ・モデル実装をすべて手動で行い工数がかさむ
・grepできないので解析に時間がかかる

これらの問題を解消するためには

 ① MBDの本質を理解する
 ② Simulinkというツールの使い方だけでなく、MBDに必要な技術全般を学ぶ
 ③ 有識者のサポートを受けながらMBDを正しく導入する

の3ステップが必要になります。

「MBDが総合的に身につく」 ①~③を網羅したEureka Box

Eureka Box(ユーリカボックス)はシステム/ソフトウェア開発エンジニアのためのオンライン学習サービスで、MBDや要件定義などの上流工程の開発技術のコンテンツが特に豊富です。①~③のステップの詳細をEureka Boxの活用方法と併せてご紹介します。

① ウェビナーアーカイブなどでMBDの本質を理解する

Eureka Boxは、MBDなど様々な開発技術に関する現場支援を行うコンサルタントによって運営されています。各開発技術に関するウェビナーも行っており、そのアーカイブ動画は無料で視聴することができます。
2024年に開催されたEdgeTech+ 2024やAutomotive World秋で好評いただいたセミナー「腹落ちするMBD」も公開しています。セミナーを抜粋したライトなコラムとして本コラムは作成しており、「お、他と違うな」「面白そう」と思った方は、ぜひ無料会員登録して本編をご視聴ください。なお2025年の同展示会で第2弾を行う予定で、そちらもアーカイブとして公開予定です。

Eureka Box会員登録特典(無料)
  1. 各連載コラムの全容、未公開コラムも一気にまとめて読める(一部動画解説付!)
  2. USDM(要求記述)、MBD(モデルベース開発)、システムズエンジニアリング、AWS Greengrass(新世代エッジエンジニアのための技術講座)など、ソフトウェア開発に関わる知識がギュッと凝縮、困った時のお助けアイテムとしても長期で活用出来る
  3. ソフトウェア開発に関わる無料お試しコンテンツも充実

② MBDとそれに関連する要件定義やアーキ設計などを実践的に学ぶ

MBDの本質を理解すると

 「Simulinkというツールの使い方だけではダメだ」
 「良いモデルとは何かも学ぶ必要がある」
 「要件定義やアーキ設計も含めたMBD開発プロセスの構築が必要だ」

などに気づくと思います。Eureka Boxは基本的なSimulinkの使い方に始まり、良いモデルとは何かや、自動化を実現するためのスクリプトについても学習できるなど、実践的なMBD学習コンテンツが揃っています。
 またMBD以外にも要件定義やアーキテクチャ設計などの関連技術も網羅しているため、「MBDで開発できるエンジニア」だけでなく「MBD導入を主導できるエンジニア」の育成にも使えるオンライン学習になっています。

MBDとそれに関連する要件定義やアーキ設計などを実践的に学ぶ

③ リファレンスやコンサルタントへの質問・相談を活用しながらMBDを導入

上図の通り、MBDの導入には本来その周辺技術を含め広範囲にわたる知見が必要です。そのため独力でMBDを正しく導入することは困難ですし、MBDエンジニアの育成も一朝一夕にはいきません。

Eureka Boxでは、MBDに限らず様々な開発技術を「正しく導入できる」「エンジニアがしっかり身につけられる」よう、実践サポートを重視したオンライン学習になっています。 具体的には

 ・実践的なQ&AやTipsが詰まった『リファレンスコンテンツ』
 ・Eureka Boxのコンテンツを学習したチャットボット『開発ナビAI』
 ・経験豊富なコンサルタントにチャットやオンラインミーティングで質問、相談できる『開発よろず相談』

という他にはない実践サポートが充実しています。
Eureka Boxの詳細や、開発よろず相談の具体的な使い方については、以下の無料資料をダウンロードしてご確認ください。

まとめ MBDの導入にコンサル付きオンライン学習という選択肢

「学習のみでMBDを導入したり、MBDエンジニアを育てるのは確かに難しそう」
「だけどコンサルティングだと高くて手が届かない」
このような悩みを抱える管理職や人材育成部門の皆さまにとって、効果と価格の面で良いとこどりした新たな選択肢が、コンサルタントによるサポート付きオンライン学習であるEureka Boxです。新たな選択肢がどのようなものか興味のある方は、ぜひ無料資料ダウンロードやお問合せをしてみてください。

ご不明点・ご相談ごとがあれば
お気軽にご連絡ください

ソフトウエア開発オンライン学習Eureka Box
株式会社エクスモーション コンサルタント 松井 良太

執筆者プロフィール

株式会社エクスモーション コンサルタント

松井 良太

専門分野:

USDM、MBD、自動車、機能安全

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