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アセスメントシート

アセスメントシートとは

USDMには「要求は目的語と動詞で書きましょう」、「仕様はSpecifyするように」といったマナーがあります。しかし、実際に書いてみると、「これでいいの?」、「正しく書けているの?」と不安になることがあります。そんなとき、エクスモーションがアセスメントで使用している評価観点(アセスメントシート)を使って、自ら良し悪しを判断できるようになります。

配布ファイル

ここでは3点のエクセルファイルを配布しています。

USDMアセスメント評価ガイド_v1.1.pdf

さまざまな評価項目と、その良し悪しを判断する基準が記載されています。
例と解説も含まれていますので、迷ったら参照してください。

USDMアセスメントモデル_v1.1.xlsx

実際の評価を行うときに使用するファイルです。
ここに要求仕様を貼り付けて、評価項目ごとに評価していきます。

USDMアセスメント_サンプル_v1.1.xlsx

評価する様子の例として提供しています。
その他に、評価対象となるご自身が作成されたUSDM要求仕様書もご用意ください。

評価ガイド

評価ガイド

評価ガイドの内容は上図のようになっています。左側に評価項目が並んでいます。これらの項目について、皆さんの要求仕様を評価していくことになります。その右には、具体的な評価方法と例があります。「判断基準」の列には、どのような場合に〇を付け、どのような場合に×を付けるかが書かれています。さらに、良い例と悪い例、そして例についての解説が含まれています。

アセスメントモデル

アセスメントモデル

縦軸に、「正当性」、「非曖昧性」、「完全性」などのゴールと、その具体的な定義、何を見て判断するかの概要が並んでいます。
横軸は評価項目です。これは、先ほどのアセスメント評価ガイドの縦の項目を横に並べたものです。
それぞれのゴールをどの評価項目で確認するかが示されています。

こちらのファイルを使って、実際の評価を行っていきます。

アセスメントの流れ

アセスメントの流れ

縦軸に、「正当性」、「非曖昧性」、「完全性」などのゴールと、その具体的な定義、何を見て判断するかの概要が並んでいます。
横軸は評価項目です。これは、先ほどのアセスメント評価ガイドの縦の項目を横に並べたものです。
それぞれのゴールをどの評価項目で確認するかが示されています。

こちらのファイルを使って、実際の評価を行っていきます。

アセスメントモデル

アセスメントは3ステップで行います。事前にUSDMアセスメントのサンプルを見てアセスメントのイメージを確認しておいてください。

  • USDMを記述する。もしくは、記述済のUSDMを用意する。
  • 記述したUSDMをアセスメントモデルの下の行に貼り付ける。
  • USDMの内容(行)に対応する評価観点(列)の交点に評価ガイドを参考に評価結果を記入する。

評価後は、結果に応じてUSDMの改善を行います。以下でもう少し具体的にご説明しましょう。

STEP1

USDMを記述します。

STEP2

アセスメントモデル

記述したUSDMをアセスメントモデルの下の行に貼り付けます。

アセスメントモデルのファイルを開き、下にスクロールすると、Goalの下にUSDM要求仕様書のテンプレートが出てきます。
この部分に、評価対象の要求仕様をコピーします。

アセスメントモデルのファイルの末尾に集計行があるので、それを上書きしないよう、適宜、行を挿入して貼り付けてください。
また、USDMを独自のフォーマットにカスタマイズした場合、位置がずれることがあるのでご注意ください。

STEP3

アセスメントモデル

評価結果を記入します。要求仕様をコピーしたあと、たとえば「要求」の行であれば、
上部の「要求」に該当する評価項目に対して評価を行います。
このとき、評価ガイドを参考にしてください。

また、評価項目は、要素単体の評価だけでなく、右にスクロールすると要素間の関係に
ついての項目もありますので、忘れずに評価を行ってください。

評価の記入方法

自分で評価して、各セルに〇×を付けていきます。全角の〇と×で記入してください。

判断に悩んだら、別の記号、例えば「☆」などをつけます。すべて評価が終わってからもう一度、
「☆」の箇所を見直しましょう。 再度見直すことで、〇×がはっきりすることがあります。

それでも判断に悩んだら、オンラインコンサル(チャット)で相談しましょう。
その際、機密情報を書き込まないよう、くれぐれもご注意ください。

結果の確認

結果の確認

集計の行で×の数を確認します。×の付いた項目について、記述を見直しましょう。
また、×が多くついている列を見ることで、要求、仕様、階層関係など、改善すべき記述の領域が分かります。

Eureka Boxを活用して学習し、よいUSDMを書けるようになりましょう。

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